
こんにちは
ハラビロカマキリの孵化から、10日目の深夜3時ごろに脱皮が始まりました。
卵から出る(前幼虫) ➔ その場で皮を脱ぐ ➔ いまココ:1齢幼虫(1齢期)


これは、脱皮前日の午後2時ごろの姿だよ。
脱皮の前兆は?
脱皮が近づいてくると、動きが止まります。そして体の表面の皮にシワが目立ってふやけた感じで、非常に見えづらいですがカマの方の皮が剥けて背中側の首の辺りから盛り上がって新しい体がにゅっと出てきます。
体は内部が濡れ光ったように、内部の圧力が高まりお腹がドクンドクンと動き呼吸をして脱皮の準備をしているのが分かります。
エサを食べない

脱皮の1日前から、エサを食べなくなりました。
キイロショウジョウバエを朝2匹与えましたが、見向きもせず食べる様子が見受けられません。
目の前に、持っていってもカマで払いのけます。後ろに構えて嫌がります。
あまり動かない
このころは、お尻を上下に動かしたり体を揺すったり、たまに一瞬ですがビクッと痙攣するような動きがあったりです。
からだ表面がシワ?
体の色も少し薄くなって、皮が濡れ光った水っぽい、皮膚から浮いた感じになっています。

脱皮が近づくと皮膚にシワが目立ってくるよ
体が小さい幼体は、分かりにくいことがあります。
5齢期のハラビロカマキリ

脱皮前の様子で、皮が皮膚から浮いた感じになってシワが目立ってきています。
ハラビロカマキリの脱皮

背中側の肩の方から、胴に沿って真ん中から一直線に縦に綺麗に裂けて新しい体が見えてきました。
ハラビロカマキリ1齢期から2齢期へ【脱皮動画】

小さな体での脱皮成功だよ

前兆から突然にはじまるのでビックリしました

お尻の方まで綺麗に一直線に裂けて、頭の触覚が少し見えてきました。
自慢のカマを下に下げて、皮が脱ぎやすいようにしてスルスルとカマを引き抜いていきました。

足を抜いて、内側に曲げていた首を起こして触覚をグッと引っ張る様子がわかりますか。

触覚を少しずつ、頭の方向にゆっくりと動かしていきました。
2齢幼虫(2齢期)の始まり

折りたたまれたカマを、少しずつゆっくりと関節の稼働を確かめるように網の方にかけていきました。
脱皮した皮が、お尻にくっついてきましたがポロッとはずれて無事脱皮成功しました。
3日ほど経った姿です。
1齢幼虫(1齢期)からすると、まだ小さいです。

だいぶカマキリらしい姿です

そのつぎは?(成長の数え方)
カマキリはここからエサを食べて大きくなるたびに、脱皮を繰り返して数字が増えていきます。
最初の孵化のときに、卵からニョキニョキ出てきます。

この時を前幼虫(ぜんようちゅう)と言うんだ
前幼虫は、卵鞘の出口から糸を引いてぶら下がると、すぐにその場で最初の脱皮を始めます。
この薄い皮を脱ぎ捨てて、おなじみのカマや長い脚をシャキッと伸ばした瞬間に、初めて「1齢幼虫(いちれいようちゅう)」、または「1齢期(いちれいき)」になります。
成虫までのステップと期間の目安
| 段階(令期) | 期間の目安 | 特徴と変化の様子 |
| 1齢(孵化直後) | 約10〜14日間 | アリと同じくらいのサイズ。アブラムシなどを食べます。 |
| 2齢 | 約10〜14日間 | 少しカマキリらしさが出てきます。 |
| 3齢 | 約10〜14日間 | 体もしっかりし、自分サイズのバッタも狩れる頼もしさが出てきます。 |
| 4齢〜5齢 | 各10〜14日間 | 食べる量が爆発的に増え、体つきがどんどんガッシリしてきます。 |
| 6齢(亜終齢) | 約14日間 | 背中に「羽の芽(翅芽)」が小さく見え始めます。 |
| 7齢(終齢) | 約14〜18日間 | 成虫の一歩手前。羽の芽が大きく膨らみ、お腹も一回り大きくなります。 |
| 羽化(成虫へ) | 孵化から約80日前後 | 最後の脱皮。背中から美しい大きな羽が現れます。 |
※期間は、その時の気温や餌を食べる量(栄養状態)によって前後します。暖かく、餌が豊富にある環境ほど脱皮のピッチは早くなります。
このように、脱皮をするたびに「2齢 → 3齢 → 4齢……」と数字が上がっていきます。
ハラビロカマキリのゴールは「7齢〜8齢」です。
ハラビロカマキリの脱皮殻
最初の1回目の脱皮から、成虫までの脱皮殻を並べた写真です。
背中側

皮を脱ぐのは命がけです。

お腹側

綺麗に脱げたんだよ

羽化成功・成虫へ

背中の上の翅に白い丸い模様が2つ左右にあります

これがハラビロカマキリの特徴なんだよ

まとめ
ハラビロカマキリの孵化から、最初の脱皮を始めて観察しました。
卵から出てきて(前幼虫) その場で皮を脱ぎます。
そして 1齢幼虫(1齢期) を10日ほど生きて、 次の脱皮をして 2齢幼虫(2齢期)のスタートにはいりました。
カマキリの種類によって大人になるまでの脱皮の回数は決まっており、ハラビロカマキリの場合は、だいたい7回〜8回目の脱皮で最終形態である「成虫(羽がある大人の姿)」になります。
カマキリに限らず、生き物の脱皮は命がけだと言います。
生命の不思議を体験できる素晴らしい時間でした。
ここまで、読んでくださってありがとうございます。