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【ハラビロカマキリのすべて】特徴や生息地から孵化・脱皮・成虫までの成長記録

こんにちは。

ハラビロカマキリを初めて飼育したのですが、

生態はどんなカマキリなんだろう。

と疑問に思いました。

ハラビロカマキリのことについて、分かる範囲ですが調べてみようと思い記事にしてみました。

翅の真ん中、左右に白い斑点とカマの二の腕に黄色い突起が特徴のハラビロカマキリ
ハラビロカマキリの特徴は、メスはお腹がぷっくりして翅の真ん中左右に白い点があります。

二の腕に黄色い突起もあります。

ハラビロカマキリのオス(成虫)

ハラビロカマキリのオス・成虫の姿

朽木の上で静止しているハラビロカマキリのオスの姿。
ハラビロカマキリのオスはメスより細く一回り小さいサイズです。

オスは体が細いです。


ハラビロカマキリのメス(成虫)

ハラビロカマキリのメス・成虫の姿

風化した古木の上に留まる、鮮やかな緑色のハラビロカマキリの成虫(メス)。緑色の前翅のほぼ中央、左右両方に、本種の特徴である小さな白い斑点(stigma)がはっきりと見えている。木目の荒いグレーの背景に緑色の体が対比されている。
ハラビロカマキリのメスはオスより一回りほど大きくお腹が膨らんでいます。前翅中央部に見られる小さな白い斑点(白い点)が、左右の翅にはっきりと確認できます。

メスは、横にふっくらしています


サイズは

体長はオスが5cm〜6.5cmほどです。

ハラビロカマキリのオス朽ち木の上で静止している。白い定規で体長を測定し、5㎝ほどの体長とわかる。
ハラビロカマキリのオスの、体長が5㎝なのがわかります。

メスは6cm〜7cmほどです。

朽ち木の上でハラビロカマキリのメスが静止している。白い定規で体長を測定し、体長6㎝あるのがわかる。
ハラビロカマキリのメスの体長が6㎝なのがわかります。

メスがオスよりも、1㎝ぐらい長いです。


お腹の大きいメス

朽ち木に、逆さにぶら下がっているハラビロカマキリのメス。お腹が膨らんで大きいのがメスの特徴が分かる。
ハラビロカマキリのメスは、産卵や食事の量でお腹が大きくなるのが特徴です。

交尾を終えると、普段よりもお腹が大きくなっていきます。

産卵のために、エサをたくさん食べます。

卵もたくさんお腹に入っているのも大きくなる要素です。

メスはお腹が大きくなるよ

木の枝に、ハラビロカマキリのメスが掴まっている様子。交尾を終えて、卵でお腹が膨らんでいる。
交尾を終えて、卵でお腹が膨らんでいるハラビロカマキリのメスです。

羽の模様は?

羽の側面に左右それぞれ1つずつ、くっきりとした白い点があるよ。

これが他のカマキリと一目で見分ける最大のポイントです。これは、オスメス共通しています。

ハラビロカマキリのオス

朽ち木に静止しているハラビロカマキリのオス。背中の翅、中央の左に白い斑点がハラビロカマキリの特徴を表している。
ハラビロカマキリのオス。背中の翅、中央の左右にある白い斑点がハラビロカマキリの特徴です。

ハラビロカマキリのメス

木の枝に掴まっているハラビロカマキリのメス。背中の翅、中央の左右にある白い斑点がハラビロカマキリの特徴。
ハラビロカマキリのメス。背中の翅、中央の左右にある白い斑点がハラビロカマキリの特徴です。

カマの二の腕の突起は?

獲物を捕らえるカマの「二の腕」にあたる部分」

黄色いトゲトゲ(突起)が、3〜6個ほど並んでいるよ。

ハラビロカマキリの前脚(カマ)の基部にある黄色いトゲ状の突起を拡大した接写写真。
黄色いイボのようなトゲが左右にいくつか並んでいます。この突起も、他のカマキリと見分ける重要な特徴です。

下羽の色と模様は?

オスとメス、一緒の色と模様

オスの下羽の模様と色

ハラビロカマキリのオスの下羽の模様。半透明の薄い緑色をしている。
ハラビロカマキリのオスの下羽の模様と色です。半透明の緑色をしています。

メスの下羽の模様と色

ハラビロカマキリのメスの下羽の模様。半透明の薄い緑色をしている。
ハラビロカマキリのメスの下羽の模様と色です。半透明の緑色をしています。


体の色は

ほとんどの個体が緑色ですが、稀に茶色(褐色型)の個体も存在します。


性格は

自分と変わらないサイズの獲物に対しても、躊躇なく一歩前に踏み出してカマを繰り出す強気さを持っています。

「いつでもやってやるぞ」とファイティングポーズをとるよ

体形ががっちりしており、カマを締め付ける腕の力もとても強力です。


幼体のころの姿は?

ハラビロカマキリの4齢期幼虫が足場にぶら下がり、お尻を上向きにピンと反り返らせているポーズの写真。
幼虫期にお尻をピンッと上向きに反り返らせる独特のポーズです。この個体は4齢期ですが、実は1齢期のころからずっとこの姿勢を見せてくれています。

これは、(4齢期)幼体でちいさいころの特徴は、

お尻がピンッと反り返っているのが特徴なんだ。

最初の孵化で、カマキリの姿で静止しているころからお尻が反り返っていました。


どんな場所にいるの

木の枝にとまり、周囲の葉と見事に同化した7齢(終齢)のハラビロカマキリのメス。鮮やかな緑色の体が自然に溶け込んでいる。
葉に溶け込む見事な擬態。羽化を控えた7齢(終齢)のハラビロカマキリのメス。

地面や草むらよりも、

庭木、果樹、林の周囲など木の上を好むよ。

そのため、葉っぱに擬態しやすい鮮やかな緑色をしている個体が多くなっています。


生息地域は

主に日本の本州、四国、九州、対馬、沖縄に広く生息しています。


なにを食べているの

主な獲物(木の上で見つかる昆虫たち)

ハラビロカマキリは、木に飛んでくる昆虫などに反応して成長に応じて狩りをしていると思います。

気が強い個体などは、特に成虫になると自分ほどの大きさの昆虫も襲います。


小さな昆虫(特に幼虫期)

孵化させた幼体には、ネットで購入したキイロショウジョウバエを食べさせていました。

釣り餌の差し虫も、羽化させて(ハエ)を与えたことがありました。

食いつきは、抜群だったよ。

僕の感想ですが、差し虫を羽化させてのハエは衛生面が厳しいのでお奨めではありません。

去年も、今年も駆除したばかりの普通サイズのアシダカグモを成虫に与えましたが食いつきは良かったです。

成虫になると産卵などの関係もあり、

大食になっていくよ


どんな卵なの?

メスが秋に生む卵鞘(らんしょう)は、ふっくらとした肉厚な楕円形です。

樹皮や細い枝、時には建物の壁などに産みつけるよ。


ハラビロカマキリの卵鞘(生みたて)

卵鞘は光の加減で白金色に輝き、とても美しかったよ。

"完成したハラビロカマキリの卵鞘とその光沢 | Completed ootheca of Harabiro mantis with platinum-like sheen"
完成した卵鞘は、光の加減で白金色に輝いて見えました。およそ3時間かけて丁寧に形成された美しい構造です。

時間が経てば、下の写真のような茶色に変わります。


ハラビロカマキリの卵鞘

黒いネットの上に置かれた、ふっくらとした楕円形で肉厚なハラビロカマキリの卵鞘(卵の塊)の写真。
ふっくらと丸みの楕円形をしているのが大きな特徴です。表面は頑丈な泡のような質感で、大切な卵を冬の寒さから守っています。

日数をおいて、複数個産卵します。

栄養状態などで個数が変わります。


最初の孵化は?

卵からウニウニ芋虫のように這い出てきます。

ヌルヌルの糸を引く、粘液をまとって下の方にぶら下がって行きます。

この段階では、前幼虫(ぜんようちゅう)と言います。

前幼虫(ぜんようちゅう)の写真

ハラビロカマキリの卵鞘から、黄緑色の小さな前幼虫たちが一斉に孵化して這い出してくる瞬間の接写写真。
卵鞘から、糸に引かれるようにして前幼虫(ぜんようちゅう)たちが次々と這い出してきました。

生まれたては、カマキリの姿ではないのでビックリ。


最初の皮を脱ぎ捨てる

頭からぶら下がって、皮を脱ぎ捨て何故か上に行きます。

小さくても足が速いんだよ。


最初の孵化後の姿

前幼虫(ぜんようちゅう)、皮から這い出てカマキリの姿へ!

目が大きく黒くて宇宙人のような顔で愛嬌があります。

ここから、1齢期に入りました。

孵化して間もない、薄い半透明なグリーンの体をしたハラビロカマキリの1齢幼虫。木の枝にぶら下がっている背面からの接写写真。
まだ体は薄い半透明なグリーンで、まるでガラス細工のようです。この姿になって初めてカマキリとしての生活が始まります。

孵化の時期は

ハラビロカマキリの孵化(ふか)の時期は、地域やその年の気候によって多少前後しますが、一般的には5月上旬から6月上旬頃です。

初夏の季節に一斉に生まれ出ます。

室内で管理していた、

卵鞘は、5月の下旬に孵化しました。

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透明なプラスチックカップの縁に立ち、捕獲したショウジョウバエを前脚(カマ)で抱えて食べている、孵化直後の小さなハラビロカマキリの幼虫のクローズアップ写真。
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どれぐらい生きるの

ハラビロカマキリは、5月頃に孵化してから約5ヶ月〜半年(150日〜180日ほど)の寿命を生きます。

カマキリの仲間は冬を越すことができない「1年虫」であるため、孵化してから成虫になり、卵を残して寿命を迎えるまでは1年以内に完結します。


孵化から成虫になるまでの期間は

ハラビロカマキリが孵化してから成虫(羽化)になるまでの期間は、およそ2ヶ月半〜3ヶ月(約75日〜90日間)です。


脱皮の回数?

成虫になるまでに、合計で7回ほど脱皮するよ

下の写真は、5回脱皮(孵化直後を含まず)6齢期に入りました。

ハラビロカマキリの4齢幼虫が脱皮して5齢期になった姿。天井のネットにぶら下がっている脱皮殻と、その下に静止している緑色の新しい体。
天井にぶら下がっているのが5齢期の時の殻、その下で静止しているのが、一回り大きくなった6齢期のハラビロカマキリです。

脱皮のたびに少しずつ大きくなっていくよ。


脱皮の時間は

皮を脱ぎ終わるのは、

約15分から20分ほどで終わったよ

その後に15分から20分かけてゆっくりと後ろ足とカマを動かして足場を掴んで本来のカマキリのフォームに戻ります。

綺麗な緑色の、少し透明な体が神秘的な感じです。

その後はジッと静止して、

柔らかい体が固まるのを待つんだ


6齢期に、背中に小さな羽の芽

6齢期(亜終齢)を迎えたハラビロカマキリの幼虫。背中(胸部の後ろ)に小さな羽の芽(翅芽)が膨らみ始めている様子を横から捉えたマクロ写真。
6齢期(亜終齢)を迎えたハラビロカマキリの背中です。お尻を反らせた付け根のあたりに、小さく膨らんだ羽の芽が見え始めました。

6齢期になると、背中に小さな羽が見え始めるんだよ。

これが次の脱皮でさらに大きくなり、その次の羽化で立派な羽へと広がります。


孵化から10日目の深夜に脱皮しました

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脱皮に成功したハラビロカマキリ。折りたたまれていたカマ(前脚)をゆっくりと広げ、関節の動きを確かめるように網にかけていくマクロ写真。お尻から外れかかった古い抜け殻が、そのドラマチックな成功を物語っている。
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オスとメスの違い

メス(♀)

メスのお腹の節は、6つあります。

お腹が横に大きく大きく膨らんでいて、非常に肉厚でずんぐりしています。体長は60〜70mmほどですが、横幅があるため数字以上に大きく見えます。

ハラビロカマキリメスの特徴である、お腹が大きく横に広がっている様子を腹側から見た写真。人の指で優しく持たれている。
ハラビロカマキリのメスの特徴はお腹の節が6つあります

ハラビロカマキリのメスお尻のマクロ写真。尾角が2本あるのがメスというのがわかる。
ハラビロカマキリのメスお尻の尾角が2本あります。

お尻に2本の尾角があるのがメスです。

オスも同じく尾角が2本あるのですが、その間の中央に服突起2本あって合計4本オスはあります。


オス(♂)

オスのお腹の節は、8つほどです。

メスに比べて全体的に細身でスマートです。体長も50〜65mmほどと一回り小さく、お腹も平らでシュッとしています。

ハラビロカマキリのオスのお腹側を撮影した写真。お腹の節が8つあるのがわかります。
ハラビロカマキリのオスは、お腹の節が8つあります。

節を数える時は、後ろ脚の付け根で見えないときもあるので後ろ脚の付け根の下から数えると良いです。


ハラビロカマキリのオスお尻のマクロ写真。お尻に2本の尾角とその間の中央に服突起2本で合計4本あるのがわかる。
ハラビロカマキリのオスのお尻には、尾角2本とその間の中央に服突起2本があるのがオスの特徴です。

オスのお尻には、メスと同じく尾角が2本あります。

そしてその間の中央に服突起2本があり合計4本あります。

カマキリのオス・メスの見分け方はこちらです

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幼虫のときでも見分けられる?

終齢幼虫(成虫になる一歩手前)くらいまで育つと、まだ羽が小さくても「お腹の裏側の節の数(メス6枚・オス8枚)」で見分けることが可能です。

体が小さいうちは、見分けがつかないのと小さい体を触るのは慎重にしなければならないので大変です。

結構、脚が速くてすばしっこいんだよ。

何度も逃げられて見失ったよ。


まとめ

ハラビロカマキリとは、どんな昆虫でどんな特徴なんだろう?という疑問を抱き観察したことを記事にしてみました。

ハラビロカマキリについて読んでくださってありがとうございます。

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