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【ハラビロカマキリのすべて】特徴や生息地から孵化・脱皮・成虫までの成長記録

こんにちは

飼育しているハラビロカマキリのことについて、ハラビロカマキリの生態はどんなカマキリなんだろう。

と疑問に思いました。

ハラビロカマキリのことについて、調べてみました。

ハラビロカマキリの姿

翅の真ん中、左右に白い斑点とカマの二の腕に黄色い突起が特徴のハラビロカマキリ
ハラビロカマキリの特徴は、お腹がぷっくりして翅の真ん中左右に白い点があり、左右のカマの二の腕に黄色い突起が並んでいます。

サイズは

体長はオスが5cm〜6.5cmメスが6cm〜7cmほど。

羽の色は

羽(前翅)の側面に、左右それぞれ1つずつ、くっきりとした「白い点(白斑)」があります。

これが他のカマキリと一目で見分ける最大のポイントです。

ハラビロカマキリの特徴である翅の白い斑点が確認できる背面写真。
ハラビロカマキリの最も分かりやすい特徴。折りたたまれた緑色の翅(前翅)の側面に、左右それぞれ1つずつ、くっきりとした白い斑点が見えます。これがオオカマキリなど他の種類と一目で見分ける決定的なポイントです。

どんなカマなの

獲物を捕らえるカマの「二の腕」にあたる部分に黄色いトゲトゲ(突起)が、3〜6個ほど並んでいます。

ハラビロカマキリの前脚(カマ)の基部にある黄色いトゲ状の突起を拡大した接写写真。
ハラビロカマキリの「二の腕」にあたる部分(前脚基節)を正面から見たところです。このように黄色いイボのようなトゲ(突起)が左右にいくつか並んでいます。この突起の存在も、他のカマキリと見分ける重要な特徴です。

体の色は

ほとんどの個体が鮮やかな緑色ですが、稀に茶色(褐色型)の個体も存在します。

性格は

ハラビロカマキリは自分とさほど変わらないサイズの獲物に対しても、躊躇なく一歩前に踏み出してカマを繰り出す強気さを持っています。

カマを胸元に深く構えて「いつでもやってやるぞ」とファイティングポーズをとる個体が非常に多いです。

ハラビロカマキリは「がっしり型」の体型をしており、カマを締め付ける腕力も体格のわりにとても強力です。


幼体のころの姿は?

ハラビロカマキリの4齢期幼虫が足場にぶら下がり、お尻を上向きにピンと反り返らせているポーズの写真。
ハラビロカマキリの幼虫期に特有の、お尻(腹部)をピンッと上向きに反り返らせる独特のポーズです。この個体は4齢期ですが、実は1齢期のころからずっとこの姿勢を見せてくれています。オオカマキリの幼虫などには見られない、ハラビロカマキリならではの愛嬌たっぷりの特徴です。

これは、脱皮をすでに3回(孵化直後は含まない)した(4齢期)幼体でハラビロカマキリの幼体のころの特徴は
お尻がピンッと反り返っているのが特徴です。

最初の孵化で、カマキリの姿で静止している状態からお尻が反り返っていました。


どんな場所にいるの

木の枝にとまり、周囲の葉と見事に同化した7齢(終齢)のハラビロカマキリのメス。鮮やかな緑色の体が自然に溶け込んでいる。
葉に溶け込む見事な擬態。羽化を控えた7齢(終齢)のハラビロカマキリのメス。

地面や草むらよりも、庭木、果樹、林の周囲といった「木の上」を好む傾向が非常に強いです。

そのため、葉っぱに擬態しやすい鮮やかな緑色をしている個体が多くなっています。

生息地域は

主に日本の本州(関東地方以西)、四国、九州、対馬、沖縄(主に本島周辺)に広く生息しています。

海外では、台湾、中国、東南アジアといった温暖な地域にも分布しています。

なにを食べているの

主な獲物(木の上で見つかる昆虫たち)

セミの仲間

成虫のハラビロカマキリは、自分と同じくらいか、それ以上に大きなアブラゼミ、ミンミンゼミ、ニイニイゼミなどを果敢に襲います。


カメムシの仲間

樹木や果樹の汁を吸いに集まるカメムシ類(クサギカメムシやアオクサカメムシなど)もよく捕食します。

カメムシが放つ強烈な、匂いは臭くないのかな。

我が家の家庭菜園ピーマンの苗にハラビロカマキリの幼体がいたことがありました。


ハエ、アブ、ハチの仲間

ハエ類、アブ、アシナガバチなども器用にカマで空中キャッチします。

蛾(ガ)やその幼虫(イモムシ・毛虫)

夜間に活動するガの成虫、イモムシやケムシなども大好物です。


その他の小さな昆虫(特に幼虫期)

まだ体が小さい春〜夏の幼虫期は、葉の裏に密集しているアブラムシや、小さなアリ、ハエ、ウンカ、ヨコバイなどを熱心に捕まえて食べています。

オジサンが孵化させた幼体には、ネットで購入したキイロショウジョウバエを食べさせていました。


どんな卵なの?

メスが秋に生む卵鞘(らんしょう)は、ふっくらとした肉厚な楕円形(あるいは四角形に近い塊)で、樹皮や細い枝、時には建物の壁などにしっかりと貼り付けられます。

ハラビロカマキリの卵鞘(生みたて)

生みたて

出来上がった卵鞘は光の加減で白金色に輝き、とても美しい仕上がりでした。

"完成したハラビロカマキリの卵鞘とその光沢 | Completed ootheca of Harabiro mantis with platinum-like sheen"
完成した卵鞘は、光の加減で白金色に輝いて見えました。およそ3時間かけて丁寧に形成された美しい構造です。

時間が経てば、下の写真のような茶色に変わります。

ハラビロカマキリの卵鞘

黒いネットの上に置かれた、ふっくらとした楕円形で肉厚なハラビロカマキリの卵鞘(卵の塊)の写真。
ハラビロカマキリのメスが産み落とした卵鞘(らんしょう)です。オオカマキリなどの細長い卵鞘とは異なり、ふっくらと丸みを帯びた肉厚な楕円形(あるいは四角い塊のような形)をしているのが大きな特徴です。表面は頑丈な泡のような質感で、大切な卵を冬の寒さから守っています。

日数をおいて、複数個産卵しますが栄養状態などで個数が変わります。


最初の孵化は?

孵化直後は、卵鞘の中からウニウニ芋虫のように這い出てきます。

ヌルヌルの糸を引く、粘液をまとって下の方にぶら下がって行きます。

この段階では、前幼虫(ぜんようちゅう)と言います。

前幼虫(ぜんようちゅう)の写真

ハラビロカマキリの卵鞘から、黄緑色の小さな前幼虫たちが一斉に孵化して這い出してくる瞬間の接写写真。
生命が誕生する感動的な瞬間です。ハラビロカマキリの卵鞘から、糸に引かれるようにして前幼虫(ぜんようちゅう)たちが次々と這い出してきました。まだカマキリの形はしておらず、ウニウニとした不思議な姿をしています。

生まれたては、カマキリの姿ではないので驚きました。

最初の皮を脱ぎ捨てる

頭からぶら下がって、皮を脱ぎ捨て何故か上に行きます。

小さいながら、足が速いです。

最初の孵化後の姿

目が大きく黒くて宇宙人のような顔で愛嬌があります。

前幼虫(ぜんようちゅう)、皮から這い出てカマキリの姿へ!

ここから、1齢期に入りました。

孵化して間もない、薄い半透明なグリーンの体をしたハラビロカマキリの1齢幼虫。木の枝にぶら下がっている背面からの接写写真。
孵化して間もないハラビロカマキリの幼虫です。まだ体は薄い半透明なグリーンで、まるでガラス細工のような繊細さがあります。前幼虫から脱皮し、この姿になって初めてカマキリとしての生活が始まります。

孵化の時期は

ハラビロカマキリの孵化(ふか)の時期は、地域やその年の気候によって多少前後しますが、一般的には5月上旬から6月上旬頃です。

初夏の季節に一斉に生まれ出ます。

ちなみに、オジサンが室内で管理していたハラビロカマキリ卵鞘は、5月の下旬に孵化しました。

👉【孵化成功】ハラビロカマキリの卵鞘が割れる条件は?25℃の奇跡と初めてのショウジョウバエ捕食

どれぐらい生きるの

ハラビロカマキリは、5月頃に孵化してから約5ヶ月〜半年(150日〜180日ほど)の寿命を生きます。

カマキリの仲間は冬を越すことができない「1年虫」であるため、孵化してから成虫になり、卵を残して寿命を迎えるまでは1年以内に完結します。


孵化から成虫になるまでの期間は

ハラビロカマキリが孵化してから成虫(羽化)になるまでの期間は、およそ2ヶ月半〜3ヶ月(約75日〜90日間)です。

脱皮の回数?

成虫になるまでに合計で7回ほど脱皮するのが一般的です。

下の写真は、5回脱皮(孵化直後を含まず)6齢期に入りました。

ハラビロカマキリの4齢幼虫が脱皮して5齢期になった姿。天井のネットにぶら下がっている脱皮殻と、その下に静止している緑色の新しい体。
無事に脱皮が完了しました!天井にぶら下がっているのが5齢期の時の殻、その下で静止しているのが、一回り大きくなった6齢期のハラビロカマキリです。体色もより鮮やかな緑色になり、ハラビロらしい貫禄が出てきました。

カマキリは「不完全変態」の昆虫なので、サナギにはならず、脱皮するたびに少しずつ大きくなっていきます。

脱皮の時間は

脱皮に、かかる時間は皮を脱ぎ終わるのは約15分から20分ほどで大体脱ぎ終わるのですが、その後に15分から20分かけてゆっくりと後ろ足とカマを動かして足場を掴んで本来のカマキリのフォームに戻ります。

綺麗な緑色の、少し透明な体が神秘的な感じです。

その後は、ジッと静止して柔らかい体が固まって行くのを待ちます。

6齢期に、背中に小さな羽の芽

6齢期(亜終齢)を迎えたハラビロカマキリの幼虫。背中(胸部の後ろ)に小さな羽の芽(翅芽)が膨らみ始めている様子を横から捉えたマクロ写真。
成虫に向けてさらにステップアップ!6齢期(亜終齢)を迎えたハラビロカマキリの背中です。お尻をピンと反らせた付け根のあたりに、小さく膨らんだ「羽の芽(翅芽:しが)」が見え始めました。これが次の脱皮でさらに大きくなり、その次の羽化で立派な羽へと広がります。

6齢期になると、背中に小さな羽が見え始めます。


ハラビロカマキリのメス(成虫)

ハラビロカマキリのメス・成虫の姿

風化した古木の上に留まる、鮮やかな緑色のハラビロカマキリの成虫(メス)。緑色の前翅のほぼ中央、左右両方に、本種の特徴である小さな白い斑点(stigma)がはっきりと見えている。木目の荒いグレーの背景に緑色の体が対比されている。
風化した木材の上に身を置くハラビロカマキリの成虫。本種を同定する際の重要な特徴である、前翅中央部に見られる小さな白い斑点(白い点)が、左右の翅にはっきりと確認できます。

立派な羽も生えそろって、ハラビロカマキリ特有の羽の真ん中両方に白い斑点があります。


孵化から、10日目の深夜に脱皮はこちら

👉【ハラビロカマキリ脱皮】1齢から2齢へ!前日の予兆行動と深夜3時の感動記録


オスとメスの違い

メス(♀)

お腹が横に大きく大きく膨らんでいて、非常に肉厚でずんぐりしています。体長は60〜70mmほどですが、横幅があるため数字以上に大きく見えます。

ハラビロカマキリメスの特徴である、お腹が大きく横に広がっている様子を腹側から見た写真。人の指で優しく持たれている。
ハラビロカマキリのメスの特徴はお腹の節が6つあります

オス(♂)

オスのお腹の節は、8つほどです。

メスに比べて全体的に細身でスマートです。体長も50〜65mmほどと一回り小さく、お腹も平らでシュッとしています。


幼虫のときでも見分けられる?

終齢幼虫(成虫になる一歩手前)くらいまで育つと、まだ羽が小さくても「お腹の裏側の節の数(メス6枚・オス8枚)」で見分けることが可能です。

体が小さいうちは、見分けがつかないのと小さい体を触るのは慎重にしなければならないので大変です。

結構、脚が速くてすばしっこいので逃げられて見失わないようにしてください。


まとめ

ハラビロカマキリとは、どんな昆虫でどんな特徴なんだろう?という疑問を抱き観察したことを記事にしてみました。

ハラビロカマキリについて読んでくださってありがとうございます。

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