カマキリの飼育下で、最後の脱皮で羽化不全の個体が出てしまいました。
オオカマキリのメス(褐色型)です。


羽化不全、ショックでした。

いろんな原因が、あるんだよ
羽化不全とは?

終齢幼虫から成虫へ羽化する過程で失敗でした。
翅や身体の一部が正常に形成・伸びなかった状態です。
オオカマキリのメス褐色型(羽化不全)

食欲もあるので大丈夫だよ

羽が広がって、綺麗にたたむことが出来なくなっています。
そして、左目からリンパ液が漏れ目の上に黒い玉になって被さっています。
この目が黒い玉になったのは、

日頃ケースからの脱走行動が原因です
ケースのフタのメッシュ網に顔をこすりつけているからだと思います。

外の世界を見てみたいのかな
他の体の部分は、大丈夫でした。
オオカマキリのメス(羽化成功)

自然界では成功したんだよ

これは、羽化成功したオオカマキリのメス(褐色型)です。
朝に玄関近くの壁にいました。

出会えて幸運でした
オオカマキリのメス(羽化不全)

早朝の出来事でした

胴体の部分が折れ曲がり、皮が固まって抜け出せなくなってしまいました。
もうすでに、

弱って体も固まり始めていました

腕の部分の皮が堅くなって脱げなくなり、胴の部分が曲がったままです。
この写真の矢印のところの皮が脱げれば、羽化成功していたと思われます。

必死で皮を脱ごうとしたみたいです

自力では、どうしようもないので皮を一か八かで取ってあげました。
わずかに足を動かしたり、お腹を動かして呼吸を弱いながらしていましたので、何とか世話をしてみようと思います。

命がけの羽化作業を、行うんだ
成功のカギ
この個体は、同じ日の深夜から朝方までに羽化を成功させたオオカマキリのメスです。
羽化が上手くいった個体と失敗した個体との明暗は何だったのか?

主な原因
僕の経験なのですが、最後の羽化はエサを食べなくなって10日から12日ぐらいで羽化します。
エサを食べる量は個体ごとで違いますので、いらない時は拒否するので仕方ないと思います。

飼育下での栄養は食べていれば問題ありません。
ただし、僕の場合は外の飼育で日陰の竹林での管理でしたが今年の夏は酷暑で日陰でも気温が上がりました。
水分と湿度には気を付けていてもすぐに霧吹きの水は夜でも干上がってしまう日もありました。

湿度と水分が影響してるんだよ
飼育下では夏場は毎日、水分補給をしてあげましょう。ケースの中の湿度を保つために霧吹きでケースの中を湿らせてあげましょう。
ここで、もう一つの思い当たることがあります。

夏バテと体力と環境です
どの個体もそうですが、飼育していると分かるのですが元気な個体に比べてカマの掴む力や歩くスピードなどが落ちているのがわかります。
そして、掴んだ時の抵抗するパワーが弱いです。栄養は食べてくれるので問題ないと思います。
脱走しようと、ケースから出ようと動きが活発なのも影響しています。

自由がいちばんいいんだ
ケースの中でのストレスや夏場の暑さで体力を落としていると思われます。

成虫に、大人になるって命がけなんだ

生命の誕生は羽化不全でも、逞しくて美しいです
まとめ
飼育下での、カマキリの最後の大仕事で羽化不全という失敗を経験しました。
小さい翅が生えて、羽化を待つばかりだったのでもっと何かをしてやれたのかもと考えさせられる事態でした。
自然のカマキリよりは、リスクを伴った羽化ということで不安や心配がつきまとった10日ほどでした。
自然界も飼育下も、成功した個体、失敗してしまった個体。
残りの時間は、繫殖行動への命をつなぐ役目を背負って素晴らしいパートナーとの出会いを。