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カマキリの卵のうは室内?外?越冬管理の正解と寒さが必要な理由【実体験】

こんにちは。

カマキリが産卵した卵のうは、どうしたらいいのか?

室内で管理した方が良いのか、外に放置していた方が良いのか迷います。

ここでは、カマキリの卵のうの越冬を見ていきたいと思います。

一度は「自然に近い寒さ」にさらした方が安全

なぜ寒さにさらした方が良いのか?

カマキリ(特に オオカマキリ・ハラビロカマキリ など日本の在来種)の卵は、
「冬を越すこと」を前提に進化しています。

昆虫ゲージに固定したカマキリの卵のうを屋外の日陰に置き、越冬のために自然に近い寒さを経験させている様子
カマキリの卵のうを昆虫ゲージに入れ、霜や雨を避けながら屋外の日陰で寒さを経験させている様子。越冬管理では「外に放置」ではなく、自然に近い温度変化を安全に再現することが大切です。

① 休眠(ディアポーズ)を解除するため

冬の低温を経験させよう

卵の中では、低温を経験することで
「冬が来た → 春に孵化してよい」というスイッチが入ります。

寒さを経験しないと、

  • 孵化しない
  • 途中で発生が止まる
  • 孵化しても弱い個体が多い

といったことが起こりやすくなります。


昆虫ゲージのチャック式扉を開けた状態で、内部に固定したカマキリの卵のうを確認できる越冬管理中の様子
昆虫ゲージの入り口チャックを開けた状態。通気性を確保しながら、内部に固定したカマキリの卵のうを安全に観察できる構造になっています。越冬中は密閉せず、結露やカビを防ぐことが重要です。

② 早すぎる孵化を防ぐため

室内の暖かさだけで管理すると、
1〜2月に孵化してしまう事故が起こります。

冬に孵化してしまった幼虫は、

  • エサがない
  • 温度が足りない
  • 全滅しやすい

という非常に厳しい状態になります。


どのくらい寒さに当てればよい?

霜・直射雨は避けましょう

自然に近い温度

「外に放置」ではなく
「自然に近い温度変化を経験させる」

目安

  • 期間:12月〜2月(最低でも1か月以上)
  • 温度
    • 日中:5〜10℃前後
    • 夜間:0〜5℃前後

👉 完全な屋外より
軒下・ベランダ・風雨の当たらない日陰が理想です。

昆虫ゲージのチャック扉を開けたまま、内部に設置した板とカマキリの卵のう、転倒防止用の重りが確認できる越冬管理中の様子
チャック扉を開けた状態で内部を近くから撮影。板に固定したカマキリの卵のうと、風による転倒を防ぐための重りを設置しています。通気性を確保しつつ、物理的なダメージを避けることが越冬管理では重要です。

Q. 氷点下は大丈夫?

  • 短時間ならOK
  • 連日の氷点下は避けたい

カマキリでも、
「凍結→解凍の繰り返し」はダメージになります。


ゲージは、どんなものが良いの?

オジサンの使用しているゲージは、黒い網でできたゲージです。

メリットは、

  • 軽くて持ち運びが便利
  • 入り口の開閉チャック
  • 通気性が良い
  • 眩しい光を遮断など(昆虫が落ち着く)
カマキリの卵のうの越冬管理に使用している、通気性の良いチャック付き昆虫・植物用メッシュゲージ(60×40×40cm)
今回の越冬管理で使用している昆虫・植物用のメッシュゲージ(約60×40×40cm)。通気性が高く、チャック式で開閉しやすいため、カマキリの卵のうを安全に管理しながら観察することができます。

注意点としては、

  • 雨や強風で飛ぶ・倒れる
  • 底に重いものを入れて持ち上げる時に気を付けないといけない
  • ブロックや、角が鋭いものには気を付けないと網の繊維を引っ掛ける可能性がある

底辺をビニールのある方で使用もできますが、横長になります。



屋外に設置した昆虫ゲージの扉を開けた状態の外観。通気性や設置時のサイズ感が分かる紹介写真
昆虫ゲージの扉を開けた状態で屋外に置いたときの見た目。実際のサイズ感や通気性、外で設置した際の雰囲気を確認するための紹介写真です。

オジサンの場合は、底に100均にあるボードを敷いてその上にゲージを置いています。

白いボードだと、少しだけ見やすくゲージの底も傷めないと思いました。

段ボールなども良いと思いますが、下の土や環境で湿気たりとかあるのでボードにしました。


重いものを入れたまま持ち上げないで

昆虫ゲージは、あくまでも昆虫や植物を観察する為のものです。

重いもの入れて持ち上げる構造ではないので、持ち上げる時には物などは取った方が良いと思います。

屋外設置した昆虫ゲージの中にダンベルを置いて、風による転倒を防止している様子。重りを入れたまま持ち上げない注意点を示す写真
屋外での設置時、風による転倒を防ぐために昆虫ゲージ内へダンベルを重りとして設置しています。ただし、重い物を入れたままゲージを持ち上げると破損やケガの原因になるため、移動時は必ず中の重りを取り出すことをおすすめします。

昆虫を入れて観察する場合に、少しだけ目を離す時があったり少し風があったりすると動いて倒れる可能性があるのでトレーニング用のダンベルを置いて風で飛ばないように入れてゲージを固定したりしています。

決してブロックなどの角の粗いものは入れないように

昆虫ゲージ内にダンベルで固定し、ハネナガイナゴとトゲナナフシの卵が入った角のあるプラケースを設置した様子。網の引っ掛かりや破損に注意が必要な例
ダンベルで転倒防止をしつつ、ハネナガイナゴの卵とトゲナナフシの卵が入ったプラケースをゲージ内に設置した例。プラケースなど角のある物は、ゲージの網に繊維が引っ掛かったり、持ち上げた際に底の網が伸びて破損や耐久性低下の原因になることがあります。使用する場合は、角が粗い物を避けるなど十分な注意が必要です。

これは、ハネナガイナゴとトゲナナフシの卵が入ったプラケースですが、これらのプラケースも角があるのでどうしても入れたい場合は角が気になってゲージの網が心配な場合は控える方がよいです。

大丈夫と思っても使用回数で底の網が伸びたり網の繊維を引っ掛ける事がありますので注意してください。


まとめ

カマキリが産卵した卵のうを、春までにどうしたらいいのかという疑問にぶつかりました。

メスのカマキリが、生まれてくる子カマキリのために風雨や冬の寒さに耐えられるようにどうやって場所などを選択しているのかを考えさせられる課題でした。

自然の寒さを経験させ、孵化のスイッチを入れて生まれてくる子カマキリを強くし孵化の成功率を上げているのだと知りました。

自然の凄さに感動しました。

ここまで、読んでくださってありがとうございます。

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