

卵は、形・色・重さ・内部の影の有無で「有精卵」か「無精卵」かを高確率で見分けられます。
🔍豆知識
カマキリの卵は、冬の寒さを経験させましょう。
詳しくは👉カマキリの卵のうは室内?外?で紹介しています。
日本の在来種であるオオカマキリやハラビロカマキリなどは、「冬を越すこと(休眠)」を生存戦略の核として進化してきました。
オオカマキリの産卵
この写真は、交尾から1週間後の産卵の様子。

有精卵の可能性があります。

【オオカマキリの卵嚢】交尾前と交尾後では形がまったく違う
まず最初に、交尾の有無で卵嚢がどう変わるのかを見てみます。

形も不揃いで、中身が詰まっているのも左右
でわかります。

🔍①無精卵の見分け方(形・色・重さ・内部の詰まり具合)
左側の卵嚢は、捕獲してから約3週間後に産んだものです。

形がいびつで、内部の
色がほとんど見えません

まるで発泡スチロールのようで、中がスカスカな印象があります。

無精卵の可能性が、あります。
「内部が空洞気味で、卵が詰まっていない感じ」
→ 無精卵によく見られる特徴です。
🔍② 有精卵の見分け方|外観の特徴と内部の違い
右側の卵嚢は、交尾から約2週間後に産んだもの。

形が丸く整って、内
部にびっしり詰まっ
ているのが分かります

無精卵と比べると、一目で違いが分かるほど“しっかりした卵のう”です。

中身の色が濃く出ているから有精卵の可能性があるよ。
こちらは👉カマキリのオス・メスの見分け方を詳しく紹介しています。
【別個体の例】交尾から1週間でも卵嚢は整う
こちらは別のメスが交尾後1週間ほどで産卵したものです。
- 全体が均一
- 厚みがあり、形が美しい
- 色が濃く、詰まっている感じがある

写真の比較から分かるように、有精卵の特徴がしっかり出ています。
ハラビロカマキリの卵嚢は有精卵?無精卵?
こちらは捕獲から1か月ほどの間に3回産卵したハラビロカマキリの卵。
- 形がしっかりしている
- 泡の層が厚い
- 全体的に均整が取れている

飼育環境にはオスがいなかったため、有精卵か無精卵かの確定は難しいですが、
見た目だけ見ると“有精卵に近い形”にも見えます。

ハラビロカマキリのメスは食欲旺盛でした。
有精卵と無精卵が生まれる仕組みについては、
「カマキリの産卵と繁殖のメカニズム」 で詳しく解説しています。
【カマキリの卵嚢:補足ポイント】
🔍 カマキリは交尾後すぐ産卵するとは限らない
種類や個体差がありますが、
交尾後数日〜数週間して産むことが多いです。
🔍 卵嚢は冬を越して春に孵化する

ススキ、木の枝、フェンスなどにしっかり固定され、
春の孵化まで外で耐えるほど丈夫な構造になっています。
よくある質問(Q&A)|有精卵は何色?無精卵は孵化する?
Q:無精卵は孵化しますか?

A:しません。形は似ていても、内部に卵がないんだよ。
Q:有精卵はどんな色になりますか?

A:こげ茶に近い濃い茶色で、詰まり感があります。
Q:触っても大丈夫?

A:軽く触るだけならほぼ問題ありませんが、強く押すのはNGです。
Q:屋外で見つけた卵は有精卵ですか?

A:ほとんどが有精卵の可能性が大きいですが(自然界では交尾が済んでいるため)
カマキリは無精卵も産卵します。
【まとめ】
秋雨が続き、カマキリの姿が見えなくなるころにススキや木の枝に残された卵嚢を見ると、
「春にはここから命が生まれるんだな」とワクワクしてきます。
今回紹介した有精卵と無精卵の見分け方 が、少しでも観察の参考になればとても嬉しいです。
読んでくださってありがとうございました。