「ムカデに咬まれた!トビズムカデの毒と対処法・標本づくりのすべて【宮崎県の実体験】」

皆さん

こんにちは!

お家の中でムカデ(百足)に遭遇したことが、ありますか。

なかなか、都会のマンションなどの室内では

お目にかかれないと思います。

田舎の古い家とか、私の家には出没します。

11cmほどのが、出ましたよ。

この姿をみると恐怖でパニックになっています。

昔、首と手の甲を噛まれた事がありました。

いつの間にか、体を登って這いずり回っていました。

熱湯をかけられたような恐ろしい痛みがはしりました。

ムカデには、強い毒があります。

宮崎県の山沿い地域に出現したムカデが、写真から見て「トビズムカデ(Scolopendra subspinipes)」と判断される場合、その毒性と危険性は日本のムカデの中で最も高い部類に入ります。


🧪 トビズムカデの毒性と危険性【宮崎県を含む九州地方】

🔺 毒性:

  • 顎肢(がくし)という大きな牙で咬み、毒を注入します。
  • ムカデの毒は神経毒・組織毒・タンパク質分解酵素などの混合毒で、
    • 激しい痛み
    • 腫れ・赤み
    • 発熱・リンパの腫れ

人によってはアレルギー反応(アナフィラキシー)を起こすこともあります。


⚠ 危険性(ヒトへの影響):

状況内容
咬まれた直後数分以内に激痛が走ります(ハチより強い痛みと言われることも)
数時間〜数日腫れ、かゆみ、発熱、リンパの腫れなどが続くことがあります
重症例高齢者や子供、アレルギー体質の方は**ショック症状(アナフィラキシー)**に注意
再咬傷過去にムカデに咬まれたことがある人は2回目以降で強いアレルギーが出る可能性あり

🏥 対処法(咬まれたときの応急処置)

  1. 患部を温める(毒はタンパク質性なので熱で分解されやすい)
    • 43〜45℃くらいの湯に10〜15分ほどつける
  2. 毒を絞り出すように洗い流す(流水+石鹸)
  3. 腫れがひどい場合は冷やす(温→冷の順)
  4. 抗ヒスタミン・ステロイド系の塗り薬
    • 市販薬:ムヒアルファEX、リンデロンVGなど
  5. 病院へ行く目安
    • 呼吸困難・動悸・じんましんが出たとき(アナフィラキシー)
    • 腫れが1日以上続くとき
    • 子ども、高齢者、持病持ちの方が咬まれた場合は即受診が安全

🗾 宮崎県での出没傾向

  • 宮崎県は温暖で湿度が高く、**ムカデの好む環境(落ち葉・石の下・湿った木の根元)**が多いため、山沿いや古民家では頻繁に出没します。
  • 5月〜9月にかけて活発になり、特に梅雨時と夜間に出やすいです。

🔒 予防策

  • 室内侵入防止:窓・ドアのすきま塞ぎ、排水口ネット
  • 外周の整理:枯れ葉、石、木材などを片付けて棲みかを減らす
  • 殺虫剤:ムカデ専用スプレーや粉剤(「ムカデコロリ」など)

🔴 総合評価(危険レベル):

項目評価
毒性★★★★★(非常に強い)
危険性★★★★☆(子どもや高齢者は特に注意)
攻撃性★★★☆☆(自衛的。ただし刺激すると咬む)

最後に記念に

標本にしてみました。

標本づくり

ホームセンターで、コルクシートとデコパネルを購入しました。

100均にも、あったりなかったりの所もあるのでネットショッピングなど

いろいろホームセンターなど

いいのを探すと良いですよ。


この箱は、100均で見つけました。300円のです。


そして、消毒用エタノールとピンセットと昆虫針3号を使用しました。

昆虫針は2号でも良いです。

ムカデをエタノールに2日間ほど浸しました。

1日でも良いかもしれません。

あまり長く浸けると、変色のおそれがあるので

ほどほどにしました。


まだ、ムカデが柔らかかったので真っ直ぐにして足を整えながら

発泡スチロールに留めてみました。

少し足や触覚が固くなってる所もあるので、慎重に形を整えた方がよいです。

折れそうなので、慎重に。


発泡スチロールだと、ちょっと安っぽいのでコルクシートとデコパネルを

箱の内側に合わせて、ほんの少し余裕があるように切って貼り合わせて

ムカデを留めて載せ替えました。

コルクシートは、カッターで切るときに端のほうが

ボロボロ崩れるときがありますので、慎重にゆっくりと

切るのがよいです。

これが、完成したムカデの標本です。

あと、捕獲した日付と場所、名前をラベルにして

添えると標本の価値があがります。


まとめ

ムカデの姿をみると

恐怖になったりパニックになると思います。

これからの季節、梅雨の時期や夏本番に山などにカブトムシ捕り、

魚釣りやキャンプなどに行くことがあるので

知らないうちに、洋服や体を這いずり回っていたら

手で振り払って噛まれてしまうことが

あります。

毒が強いので

噛まれたら、アナフィラキシーショックもあるので

気をつけてくださいね。

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