こんにちは。
冬になると、飼育しているトビズムカデがまったく動かなくなったり、
餌に反応しなくなったりして心配になる飼育者も多いと思います。
しかし、冬の低温期にムカデへ餌を与えることは、
実はとても危険で、命に関わることもある行為です。

今回は、私の飼育経験(気温7〜10℃前後)をもとに、
「冬はムカデに餌を与えないほうが良い理由」
をわかりやすくまとめました。
なぜ冬のムカデは餌を食べないのか?
ムカデは変温動物で、体温は外気に左右されます。
- 10℃前後 → 代謝がほぼ停止
- 8℃以下 → ほぼ冬眠状態
- 15℃以上 → ゆっくり代謝が動き始める
冬の間は、体が省エネモードになり、
餌を探す気力も消化する能力も落ちます。
冬にムカデへ餌を与えてはいけない理由(飼育の注意点)
❌ (1)消化できず、体内で腐敗する
ムカデの消化器官は、低温で完全に停止します。
つまり、食べ物が胃腸の中で腐る 可能性があります。

エサを、くれなくてもいいんだよ。
❌ (2)消化不良で体力を失う
食べても消化できないと、逆に体力を奪われます。
エネルギーを消費して、弱ったりします。
❌ (3)冬は生き残りのために“絶食が自然”
自然界のムカデも、冬は1〜2ヶ月普通に絶食します。

当分の間、食べなくても平気だよ。
ムカデが冬に動かなくなる仕組みは、
こちらの“半冬眠モード”観察記事で詳しく解説しています。
https://koutakun-ippin.com/scolopendra-winter-behavior/
行動でわかる“冬モード”のサイン
- ほとんど動かない
- 丸まってじっとしている
- 触角だけゆっくり動く
- 夜だけ少しパトロール
- 明るい場所を嫌う
- 餌を近づけても反応しない
これらはすべて 健康な冬モードの行動 です。
冬でもムカデが家に出る理由
冬でもムカデが家に出てくるのは、
- 家の中が暖かい
- 湿度がある
- ゴキブリなど餌がいる
- 隙間(床下・換気口)から入りやすい
などの理由があるためです。
「冬=安全」ではありません。
暖かい日が続くと活動再開します。
トビズムカデの冬越し(飼育下での正しい管理方法)
🟢 必要なのは“湿度管理”
→ 週1回の軽い霧吹きで十分。


乾燥は、命取りになるよ。
🟢 ケースを頻繁に開けない
→ 安心して休める環境の維持が第一。

ゆっくりと休ませてね。
🟢 温度を急激に変化させない
→ 冬の最大のストレス。
一度、ケースの中に風を送ったら嫌がって
瓦の下に逃げていきました。

そっとしておいてくださいね。
エサを再開できるのはいつ?
次の条件を満たしたときです👇
- 日中だけでなく、夜も15〜18℃以上をキープできたとき
- 春の暖かさ(3〜4月頃)に入ったとき
最初は
→ 小さな虫を1匹
→ 反応を確認
で十分です。
そういえば、3月の終わりごろには家が
古民家で夜間に3日連続で現れて
恐怖で飛び上がりました。

だいぶ暖かくなってきて、夜行性だからエサ探しなんだ。
まとめ
冬のムカデは、
「食べない」ではなく、「食べなくて良い」季節 です。
むしろ、餌を与えないほうが安全で、
自然界と同じように健康に越冬できます。
春になって暖かくなれば、また元気に動き出し、
食欲も戻ってきます。
あまりにも、1週間、2週間と食べずに
気温も下がりエサにも興味を示さないので
心配になりましたが大丈夫です。