「カマキリは鼻で息をしない!気門から呼吸する仕組みを徹底観察」

気門とは?=「昆虫の体側にある呼吸用の小さな穴で、空気を気管に送り込む器官」

こんにちは

カマキリの胸側、お腹側や側面など

観察すると小さい穴

お腹側に無数の穴を見つけることが

できます。

これは、気門といって

昆虫が呼吸をする穴だそうです。

ちょうせんカマキリの気門

ちょうせんカマキリのオスらしく、

凛々しい顔で

こちらを見ています。

イケメンですね。


これは、胸側の写真です。

2つの穴が開いています。ここで空気を

取り入れているのでしょうか。


長い首と、下のお腹、翅をつなぐところに

左右に、ドクンドクンと動いています。


これが、お腹の左側の節目ごとにある穴です。

節目ごとに1個づつあります。


お腹を正面から見ると、

両方にあるのがわわかります。


オオカマキリの気門

オオカマキリのメスです。

こちらを、可愛い目で

見ています。

美人で腰のくびれと立ち振る舞いが

モデルさんですね。


こちらも、2個うっすらですが非常に小さい穴が

あります。


オオカマキリのメスにも、首の付け根に

ドクンドクンと動いている器官が左右に

あります。


そして、お腹の側面に非常に小さい突起した穴が

見つかりました。


オオカマキリのオスです。

敵を威嚇して、堂々たる姿が

勇猛果敢です。

素晴らしいですね。


メスと同じような位置に

ありました。


オスにも、左右にあってドクンドクンと動いて

いました。


オスにも節目ごとに、小さい突起した穴が

見られました。

ハラビロカマキリの気門

ハラビロカマキリのメスです。

グルーミングをしてカマを綺麗にしています。

きれい好きで、

写真写りが女優さんですね。


こちらも、模様で見えにくいですが、

2つ穴あります。


ここで、紹介したカマキリ全てに、

首の付け根にドクンドクンと動いている器官が

あります。


お腹の側面に非常に小さい穴が

見つかりました。


コカマキリの気門

コカマキリのオスです。

枯れ葉色で、スマートな体が

小柄ながら

オスの風格ですね。


コカマキリのオスにも、胸側の赤い赤い部分の

下に、2つの気門がありました。


コカマキリのオスにも、左右にドクンドクンと動いて

いる器官がありました。

小さいながらも

生きているという

躍動感が伝わってきます。


コカマキリのオスにも、小さかったですが

節目ごとに気門が

突起した穴がありました。

それぞれの、下羽の色

お腹の気門を調べると同時に、

下羽の色を見てみました。

無理やりに、翅を引っ張り出されるのはイヤそうでしたが

頑張ってくださいました。

ちょうせんカマキリのオスの下羽の色です。


オオカマキリのメスの下羽の色です。


オオカマキリのオスの下羽の色です。

メスの模様と似ています。


ハラビロカマキリのメスの下羽の色です。


コカマキリのオスの下羽の色です。


まとめ

カマキリを観察してるとカマで、

獲物を捕獲するシーンに目を奪われます。

しかし、ある瞬間に

どうやって呼吸をしているのだろうと、

疑問に思いました。

そして、偶然になにか

肉眼で見える穴があると。

しかし、非常に小さくて

見えない穴もあり

マクロレンズで探して

発見しました。

人間との違い

人間をはじめとする哺乳類は、肺で取り込んだ酸素を血液に溶かし、

心臓のポンプ作用によって全身へ運んでいます。


一方、カマキリなど昆虫には血液による酸素運搬の仕組みがありません。


気門から取り込んだ空気は、

そのまま気管と呼ばれる細いチューブを通って全身の細胞に直接届けられます。


そのため、酸素を運ぶための赤血球も存在せず、

呼吸の仕組みは人間とはまったく異なるのです。

昆虫などは、気門から空気を取り入れて

呼吸をしているのだそうです。

人間のように

口呼吸、鼻呼吸ではないのですね。

面白い瞬間を

過ごせました。

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