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「感動!たった2cmで完璧擬態。ナナフシモドキ幼体が教えてくれた命の力」

このピーンっと、棒立ちした生物は

いったい何なのか?

見つけたときには、2㎝弱の非常に小さく

動きが尺取虫のように動き、何か危険を察知すると

棒立ちして動かなかったのですよ。

"棒立ちして枝に擬態するナナフシモドキの幼体 | Young Phasmid (Micadina phluctainoides) mimicking a twig in perfect camouflage posture"
まるで枝の一部のように、ピンと立って動かないナナフシモドキの幼体。 体長わずか2cmの姿に、驚きと感動を覚えました。

ナナフシについて

ナナフシは、木の枝や草の茎に擬態して外敵から身を守るために優れたカモフラージュ能力を持つ昆虫です。

成長して、成体になると10㎝以上になることもあります。

草食性で主に広葉樹の葉っぱなどを食べます。

ナナフシの幼体が、危険を察知してピタッと枝に同化して静止する姿

✅ ナナフシの幼体(特にナナフシモドキの若齢個体)

下の写真の、どこにいるかな?

"草の茎に擬態して静止するナナフシモドキ幼体 | Tiny stick insect nymph (Micadina phluctainoides) camouflaged on a grass stem"
よく見ないと見つからないほどの擬態。 この中に1匹のナナフシモドキ幼体が静かに潜んでいます。

ナナフシの幼体は脚の数が少し目立ちにくく、動きも遅く尺取虫的に見えることがあります。

ナナフシの孵化直後~数齢までは2cm以下のサイズで細長い体型。

これはナナフシの代表的な擬態行動です。天敵から見つかりにくくするために、完全に動きを止めて枝に擬態します。


ナナフシが良く食べる葉っぱ

サクラ(桜)の葉

最もよく食べ、飼育でも定番。
家の近くにあれば、季節を問わず枝ごと採って与えやすいです。

ヤナギ(柳)

食いつきが非常に良い種類が多く、ナナフシ飼育の“王道エサ”。
柔らかい新葉は特に好まれます。

クヌギ・コナラ(ブナ科)

種類によって好みが分かれますが、ナナフシモドキはよく食べます。

バラ科の葉

例:バラ、サンザシ、リンゴ、ヤマブキ
飼育下ではリンゴの葉・バラの葉をよく食べます。

危険を察知して、ピタッと真っ直ぐに静止するナナフシモドキの幼体
危険を察知し、枝に直立不動で頭の方まで完全に静止する姿

しっかりと、枝を掴んでいますね。

"静止して枝を掴み完全に同化するナナフシモドキの幼体
小さな脚で枝をしっかりとつかみ、まるで自分も枝の一部のように見せています。

ナナフシの幼体は柔らかい体をしているので、そっとしておいて見るのがよいです。

手にとっても毒はなく、無害な草食昆虫です。


まとめ

初めて、見つけたときには

動きが、尺取虫のように動いていましたので

わからなかったのですが、棒立ちしたときには

なんだぁ、と感心して眺めていました。

調べてみると、ナナフシモドキの幼体ということです。

わずか2㎝弱の小さい身体で

一生懸命に身を守るために枝に似せて棒立ちした

生きる姿は素晴らしいの

驚きと感動です。

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