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「世界を見上げる:世界で最も高いトップ10の教会」

こんにちは。

教会と言えば、牧師さんがいてシスターさんがいるのを思い浮かべます。

そして、神様のお告げと教えを聞いたり懺悔をしたり、

結婚式などが開かれる場所だと思っています。

教会の高さで、世界一はどこだろう。

1位から10位まで調べてみました。

ドイツのウルム大聖堂の航空写真。高さ 161.5 メートルで世界一高い教会であり、その複雑なゴシック建築が街の景観を支配しています。|Aerial view of Ulm Minster in Germany, the world's tallest church at 161.5 meters, dominating the cityscape with its intricate Gothic architecture.
世界で最も高い尖塔を持つウルム大聖堂。ゴシック建築の繊細な装飾が街の上空を切り裂くようにそびえ立つ。

提供元:shutterstock カメラマン:saiko3p

ウルム大聖堂(Ulmer Münster)は、ドイツのウルムに位置し、その尖塔は高さ161.5メートルで、

これは世界で最も高い教会塔として知られています。

建設は1377年に始まり、1890年に完了したため、その建築は実に500年以上の歳月を要しました。

この大聖堂はゴシック様式の代表例であり、緻密に彫られたファサードやその他の装飾が特徴です。

ウルム大聖堂の建設には、中世から近代にかけて数多くの職人と芸術家が関わり、

その複雑なデザインと建築技術は、当時の技術の粋を集めたものです。


最新情報:サグラダ・ファミリアが(2026)来年1位予定へ

現在建設が進められており、完成時には高さ約 172.5mに達する見込みです。

これにより、現在1位の ウルム大聖堂(161.5m) を抜き、
世界で最も高い教会となる予定です。

青空の下にそびえるサグラダ・ファミリアの外観と複数の尖塔|バルセロナの歴史的教会の全景
青空に映えるサグラダ・ファミリア。ガウディが設計した未完の大聖堂は、現在も工事が進み、世界一の高さを目指している。

提供元:istock カメラマン:komyvgoryKiev, Ukraine  

サグラダ・ファミリア、高さ162.91mに到達 — ガーディアン紙が報道

2025年10月30日、英国のガーディアン紙(The Guardian)は、

サグラダ・ファミリアの中央塔が新たな塔頂部の設置によって 162.91m まで到達したと伝えました。

この高さは、長年世界一だった ドイツ・ウルム大聖堂(161.5m) を上回るもので、

現時点で 「世界で最も高い教会」 となります。

また、最終的には 約172m に達する見込みで、

ガウディ没後100年にあたる 2026年の完成 を目指して工事が進められています。


コートジボワールのヤムスクロにある平和の聖母大聖堂は、高さ 158 メートルで世界でも最も高い教会の 1 つであり、大きなドームを備え、広大な庭園に囲まれています。|The Basilica of Our Lady of Peace in Yamoussoukro, Côte d'Ivoire, stands at 158 meters, making it one of the tallest churches in the world. It features large domes and is surrounded by vast gardens.
巨大なドームと広大な庭園に囲まれた平和の聖母大聖堂。壮大なスケールが一目で伝わる現代建築の象徴。

提供元:pexels カメラマン:シルバー市長

コートジボワールのヤムスクロにある平和の聖母大聖堂は、

現代の教会建築の堂々たる存在です。

1990年に完成し、教皇ヨハネ・パウロ2世によって奉献されバチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂に似せて設計されましたが、

規模はより大きくなっています。

大聖堂の面積は3万平方メートルで、

中央のドームは高さ158メートルに達し

世界で最も高い教会のドームの1つとなっています。

最大1万8000人の信者を収容でき、座席数では最大の教会です。

この建造物は宗教的な場所であるだけでなく、平和の象徴でもあります。


ドイツのケルン大聖堂は高さ 157.4 メートルで、2 つの尖塔がそびえ立ち、ライン川を背景にしています。|Cologne Cathedral in Germany, standing at 157.4 meters, features two towering spires against the backdrop of the Rhine River.
ライン川を背景に双子の尖塔が立ち並ぶケルン大聖堂。圧巻のゴシック様式が街のシンボルとしてそびえる。

提供元:pixabay カメラマン:Tho-Ge

ケルン大聖堂はドイツのケルンに位置し、

ヨーロッパの盛期ゴシック建築の中でも最も壮麗な例の一つです。

この大聖堂の建設は1248年に始まり、1880年に完成しました。

特に有名なのは、東方三博士の遺骨を収める「三王の神殿」と呼ばれる黄金の祭壇です。

大聖堂は高さ157メートルの双子の尖塔が特徴で、

これらはケルンのスカイラインに象徴的な存在となっています。

また、その壮大なステンドグラス窓も見逃せません。

ケルン大聖堂は、その美術作品だけでなく、

ドイツゴシック建築の発展を今に伝える歴史的な記念碑としても価値が高く評価されています。


高さ 151.0 メートルを誇るフランスのルーアン大聖堂。夕暮れ時に撮影された、鮮やかなオレンジ色の空を背景にゴシック様式の尖塔がドラマチックに浮かび上がります。|Rouen Cathedral in France, standing tall at 151.0 meters, is captured at dusk with its Gothic spires dramatically set against a vivid orange sky.
夕暮れの空にシルエットが浮かび上がるルーアン大聖堂。ゴシック建築の精緻な塔がドラマチックに映える。

提供元:pixabay  カメラマン:Jobove

ルーアン大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Rouen)は、フランスのルーアンに位置し、

その華麗なゴシック様式のファサードで知られています。

この大聖堂は、多くの建築期間を経て、

特にその複雑な彫刻や塔で有名です。

クロード・モネによってシリーズとして描かれたことで特に知られ、

これらの絵画は大聖堂の異なる光の状態を捉えており、

印象派の技法を見事に示しています。

これらの作品は大聖堂の美しさを世界中に広めるのに一役買っています。


高さ 147.3 メートルのドイツの聖ニコライ教会は、晴れた空の下の街並みを背景にひときわ目立つようにそびえ立っています。|St. Nikolai Church in Germany, reaching a height of 147.3 meters, stands prominently against a cityscape backdrop under a clear sky.
ハンブルクの空に向かって鋭く伸びる聖ニコライ教会。戦争の記憶を伝えるモニュメントとして残る尖塔。

提供元:pexels カメラマン:Martin Schneider

聖ニコライ教会はハンブルクに位置し、

元々は1380年に建立されたゴシック様式の教会です。

第二次世界大戦中の1943年に連合国の空襲により大部分が破壊されました。

現在、その遺構は戦争の破壊と平和の重要性を記念するモニュメントとして残されています。

塔は教会の唯一完全な部分であり、

ハンブルク市内で最も高いポイントとして、

市民や訪問者に戦争の記憶を常に思い出させる象徴となっています。


フランスのストラスブール大聖堂は、澄んだ空の下、緑に囲まれた高さ 142.0 メートルの建造物です。|Strasbourg Cathedral in France, standing at 142.0 meters, framed by greenery under a clear sky.
緑に囲まれたストラスブール大聖堂の荘厳な姿。一つだけそびえる高い尖塔が街の象徴として輝く。

提供元:pexels カメラマン:Maiwenn Le Vourc'h

ストラスブール大聖堂はフランス、

ストラスブールにあるゴシック様式の建築美が特徴のカテドラルです。

建設は1176年に始まり、1439年に完成しました。

この大聖堂は、一時期、世界で最も高い建物であり、

その高さは約142メートルです。

特に有名なのは、その一つの高い尖塔で、

これが街のスカイラインに印象的なシルエットを提供しています。

大聖堂は精巧な彫刻とステンドグラスで飾られており、

特にその天窓からの光の演出は訪れる者を魅了します。


広大な敷地に囲まれた壮大なドームと双子の尖塔が特徴的な、ポーランドのリヘン聖母大聖堂の航空写真。|Aerial view of the Basilica of Our Lady of Licheń in Poland, featuring a grand dome and twin spires, surrounded by extensive grounds.
大きなドームと双子の塔が際立つリヘン聖母大聖堂。広大な敷地に建つ壮大な巡礼地のランドマーク。

提供元:shutterstock  カメラマン:ドローンビデオ

聖母大聖堂(Basilica of Our Lady of Licheń)はポーランドのリヘン・スタリに位置し、

1994年から2004年にかけて建設されました。

この大聖堂は、敷地面積が約10,090平方メートルで、

座席数は7,000席あり、大聖堂内で30,000人を収容できる規模を持っています。

外観はクラシックな形式を取りつつも、

モダンなデザイン要素が取り入れられています。

大きなドームと2つの塔が特徴で、高い塔は141.5メートルに達します。

この大聖堂は、ポーランドの重要な巡礼地の一つでもあります。

そして、ポーランドには美しい有名な建築物がたくさんあります。
「ポーランドの息をのむ美しい建築物トップ4!歴史と美を巡る旅」では
素晴らしい歴史と美しさを紹介しています。


バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂は、高さ 136.6 メートルで、壮大なルネッサンス様式のファサードと大きなドームを備え、サン・ピエトロ広場の訪問者に囲まれています。|St. Peter's Basilica in Vatican City, standing 136.6 meters tall, with its grand Renaissance facade and large dome, surrounded by visitors in St. Peter's Square.
サン・ピエトロ広場に面した壮大な大聖堂。ミケランジェロ設計の巨大ドームが訪問者を圧倒する。

提供元:pixabay カメラマン:digital341

サン・ピエトロ大聖堂はバチカン市国にあり、

カトリック教会の中心地であり、ローマ法王の公式な住居でもあります。

この大聖堂は、その壮大な建築と芸術的価値で知られており、

世界中から多くの巡礼者や観光客が訪れます。

また、サン・ピエトロ大聖堂のドームは、

ミケランジェロによって設計されたもので、

高さは約136.6メートルにもなります。

これは、世界の教会建築の中でも非常に高い部類に入ります。

カトリック教会の精神的な中心地であるだけでなく、

ミケランジェロやベルニーニの作品を展示する美術館でもあります。


オーストリア、ウィーンの聖シュテファン大聖堂は、複雑なゴシック建築と色鮮やかな瓦屋根を持ち、高さ 136.4 メートルにそびえ立っています。|St. Stephen's Cathedral in Vienna, Austria, towering at 136.4 meters with its intricate Gothic architecture and colorful tile roof.
色鮮やかな瓦屋根が特徴的なウィーンのシュテファン大聖堂。複雑なゴシック建築が空へ向かって伸びる。

提供元:pixabay カメラマン:domeckopol

聖シュテファン大聖堂(St. Stephen's Cathedral)は、オーストリアのウィーンに位置し、

ウィーンの最も象徴的なランドマークの一つです。

この大聖堂は主にゴシック様式で建てられ、

その特徴的な多色の瓦屋根が有名です。

この屋根は、オーストリアの国章とウィーンの市章を模した模様で覆われており、

見る者の目を引きます。

また、その壮大な塔は南塔が137メートルで、

市内から遠く離れた場所からも見ることができるほどです。

聖シュテファン大聖堂は、宗教的な儀式だけでなく、

文化イベントの場としても使用されています。


オーストリアのリンツにある新しい大聖堂は、リンツ・マリーエン大聖堂として知られ、高さ 134.8 メートルで、街並みと緑の丘に囲まれています。|New Cathedral in Linz, Austria, known as Linz Mariendom, standing 134.8 meters tall, surrounded by the cityscape and green hills.
街と緑の丘に囲まれたリンツ新聖堂。ネオゴシック様式の優雅な塔が空に向けて伸びる美しい大聖堂。

提供元:istock  カメラマン:saiko3p

新大聖堂(New Cathedral)、

またの名をイマキュラータ聖堂(Immaculate Conception Cathedral)とも呼ばれる、

オーストリアのリンツにあるカトリック教会です。

この教会は、1862年に着工され、1924年に完成しました。

その建築はネオゴシック様式で、特に高い塔が特徴的です。

最も高い塔は134.8メートルに達し、

オーストリアで最も高い教会の一つとなっています。

新大聖堂は、その壮大な外観と内部の装飾で知られ、多くの芸術作品を保持しており、

リンツの文化的な象徴としても機能しています。

世界で一番大きい教会と「高さ」の違い

教会の規模には、
「高さ」「大きさ(面積・容量)」 の2つの基準があります。

これらは全く違う指標で、
世界ランキングでも別物として扱われます。


■ 高さ(height)

尖塔の先端までの高さ を基準にする
→ ゴシック建築に多い
→ 例:ウルム大聖堂(161.5m)

高さは「天に向かって祈る象徴」として塔が高く作られました。


■ 大きさ(size / area / capacity)

床面積・内部容量・収容人数 などで評価
→ ルネサンスやバロック建築で巨大化
→ 例:サン・ピエトロ大聖堂(床面積 世界最大)

サイズ=“内部の広さ”が基準となるため、
高さが低くても「世界最大」と呼ばれる教会があります。


世界の「最も高い教会トップ10」は、

すべてキリスト教の教会です。


ただし、いくつかはカトリック、**プロテスタント(ルター派)**など、

宗派が異なります。


🕊️ まとめると

  • カトリック系:7つ
  • プロテスタント系:3つ(ウルム・ニコライ・一時期のストラスブール)

どの教会も、キリスト教の信仰に

基づいて建てられています。


高さを競うように見えますが、

実際は「天に届くように神へ祈る象徴」として高い塔を建てたのです。


番外編:アントウェルペンの聖母大聖堂(ベルギー)

ベルギー・アントウェルペンの聖母大聖堂の外観。高さ123メートルの尖塔がそびえ立つフランドル・ゴシック様式の大聖堂
アントウェルペンの街にそびえる聖母大聖堂。美しいフランドル・ゴシックの尖塔と歴史ある外観が印象的。

提供元:shutterstock カメラマン:NGCHIYUI

聖母大聖堂とは

  • 建設:1352年〜1521年
  • 様式:フランドル・ゴシック
  • 高さ:123メートル(尖塔)
  • 内部にはルーベンスの傑作《キリストの昇架》《キリストの降架》《聖母被昇天》を所蔵。

上記で紹介した、聖母大聖堂は(フランダースの犬)でも

有名な教会です。

この教会には、フランダースの犬で登場したネロが憧れた光と信仰の三部作 ― ルーベンス三大祭壇画の世界があります。


まとめ

教会のことに、携われば身も心も洗われたような気がします。

見れば見るほど、教会の素晴らしい姿に感動を覚えてしまいました。

もし、訪れることがあったら

それぞれの教会の鐘を聞いて、

神様に祈りを捧げてみたいですね。

ここまで、見てくださってありがとうございました。

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