こんにちは。
自宅の裏は雑草だらけでした。
突然、見慣れない花が一本だけ咲いていました。
ピンク色の花びらが綺麗で、なんだろうと思って
写真をとりました。

調べてみたら
この花は クレオメ(Cleome hassleriana)、和名では セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草) または単に フウチョウソウ と呼ばれる植物です。
特徴:
- 花びらは4枚で、淡いピンク〜白色。
- 非常に長い雄しべが突き出ており、風車や蝶のような印象を与えます。
- 葉は掌状複葉で、手のひらを広げたような形。
- 夏から秋にかけて開花します。
その他の情報:
- 南アメリカ原産の一年草。
- 観賞用として庭や花壇でよく栽培されます。
- 日当たりのよい場所を好み、育てやすい花の一つです。
ご自宅の庭や道ばたでも自然にこぼれ種で増えることがあります。美しくユニークな姿が印象的ですね。

この花(クレオメ/セイヨウフウチョウソウ)は、日本全国に「帰化植物(外来種)」として広がっている可能性がありますが、自然状態で「どこにでも咲いている」というわけではありません。
日本でのクレオメの分布について
地域 | 状況 |
---|---|
北海道〜九州 | 庭植え・花壇で見かけることあり(主に園芸種) |
沖縄 | あまり一般的ではない |
山間部・自然地 | 自然分布は少ないが、こぼれ種で野生化することも |
都市部・住宅地 | 花壇や道ばたなどに見られることあり |
自生しているか?
もともとは南アメリカ原産の園芸植物で、日本では園芸用に輸入されたものが**逸出して野生化(半野生化)**しているケースもあります。こぼれ種で翌年も咲くことが多いため、特に以下のような場所で見つかることがあります:
- 放置された花壇や家庭菜園の跡地
- 空き地や土手
- 人の手が入らなくなった場所(半自然環境)
雑草ではないが…
クレオメは観賞価値が高く、「雑草扱い」されることは少ないですが、育てた場所から種が飛んで「勝手に増える」ので、環境によっては半野生化することがあります。
結論
✅ 全国どこにでも自然に咲くわけではないが、
✅ 園芸用として広く流通しており、こぼれ種で広がる可能性がある植物です。
まとめ
もしこの花がご自宅近くの野外に自然に生えていたとしたら、過去に誰かが植えたものが種で増えたのかもしれません。
それもまた、植物の旅の一形態ですね。