お城には、王様王妃、王子王女が住んでいます。
でも、その周りにはたくさんの人達が一緒に暮らし
仕え、守っていたと思います。
どんな役割の人達が、いたのでしょうか。
執事（Steward）
執事は城の経営と運営の責任者で、経済的な事務や法的な問題を扱う重要な役割を果たしていました。
彼らは王室の財産の管理、税金の徴収、土地の管理などを行い、時には裁判を行う場合もありました。
また、大規模なイベントや公式行事の計画と実行も監督していました。
侍女（Lady-in-Waiting）
侍女は通常、貴族の家系から選ばれ、王妃や他の高位の女性たちに仕える役割を持っていました。
彼女たちは個人的な世話、衣類の手入れ、身の回りの整理整頓、時には外交的な会話のサポートを行うなど、日常生活のあらゆる面で支援していました。
料理長（Cook）/食事係（Server）
料理長は城の厨房を指揮し、食材の調達からメニューの計画、料理の調理までを一手に担っていました。
食事係は宴会や日常の食事でのサービスを提供し、料理と飲み物の給仕を行っていました。
これらの職員は特別な行事での豪華な料理を作るための高度な技術と創造性を要求されました。
軍師（Chancellor）
軍師は王の最も信頼された助言者の一人で、国の戦略、政策立案、外交的交渉を担当していました。
彼はまた、王国の公文書や法的文書の作成と保管の責任も持っていて、国の記録保持者としての役割も果たしていました。
兵士（Soldier）
兵士たちは城の警護と防衛を主な任務とし、訓練された戦士として外敵からの攻撃を防ぎました。
彼らはまた、王や貴族の護衛としても機能し、外交的な使命や戦時においては先頭に立って戦いました。
宮廷道化師（Court Jester）
道化師は宮廷内でのエンターテイメントを担当し、ジョークや詩、音楽、身体芸術で宮廷を楽しませました。
彼らはしばしば王や貴族たちに対して率直な意見を言うことも許されており、社会的な緊張を和らげる役割も果たしていました。
馬丁（Stablemaster） 馬丁は馬と馬車の管理を担当し、騎乗馬の訓練や手入れ、旅行や式典で使用する馬車の準備を行っていました。
この役職は、移動手段としての馬が非常に重要だった時代において、極めて重要なものでした。
教会の聖職者（Chaplain） 聖職者は城内の礼拝所の運営を担い、日々の礼拝、ミサ、そして宗教的な儀式を行っていました。
また、王族や城の住人の精神的な指導や慰めを提供する役割もあり、倫理的、道徳的な問題に対して助言を行うこともありました。
これらの役割は、中世の城や宮殿の社会と経済の基盤を形成し、各職務が密接に連携して王室の日常生活や政治活動を支えていました。
まとめ
お城には、たくさんの人達が王様王妃
王子王女に仕えて、共に暮らし働いていたのですね。
そして、家から通い働く人々もいたのでしょう。
色々な人々の支えなしでは、成り立たないと思います。
映画やドラマなどで見るように、華やかで豪華な裏には
たくさんの人達の協力があっての
繁栄だったのですね。