kouta

こんにちは。 当ブログに来ていただきありがとうございます。 1967年生まれの、57歳のオジサンです。 宮崎県在住。 両親の介護をしながら、 深夜にブログに向かって悪戦苦闘しています。 色々な新しい発見や、 知りたい事などを載せていこうと思います。 良かったら、見てくださいね。

"ハリガネムシを排出した後も交尾に挑むオオカマキリのオス | Male Tenodera aridifolia mantis attempting to mate after expelling a horsehair worm parasite"

命をかけた2度の交尾|オオカマキリのオスが見せた本能と執念の記録

こんにちは オオカマキリのメスだけの飼育、寂しいところに 家の玄関の網戸、夜に出会った1匹のオオカマキリのオス との出会い。 寄生虫(ハリガネムシ)を排出した後も、交尾に挑み続けたオス。命の限界に立ちながらも、繁殖本能は失われませんでした。 「寄生虫を追い出し、それでもなお交尾に挑んだ一匹のオス。その執念と本能を、2度にわたって目撃しました。」 ハリガネムシを排出した後の回復 飼育中のオオカマキリのメスが2匹いました。 1匹は、産卵したばかりのおそらく無精卵、もう1匹は、お腹の大きいメスでした。 それぞれ ...

「カマキリのお尻のヒゲの正体|尾毛(びもう)のセンサー機能を徹底観察」

こんにちは カマキリのお尻を、眺めていると2本のヒゲがあるではありませんか。 これは、何のためにあるのだろう? この2本のお尻のヒゲは 尾毛(びもう/cerci)という高性能センサー です。 風の流れや振動を感じ取り、 オオカマキリのメスのお尻。2本の尾毛(びもう)には細かい産毛のような毛が生えており、微細な空気の動きを感知します。 これは、オオカマキリのメスのお尻です。 2本の尾毛に、細かい産毛のような毛が生えています。 カマキリのお尻の2本のヒゲ(尾毛)の正体とは? カマキリのお尻にある2本のヒゲ状の ...

"オオカマキリのメスの頭部中央に見える3つの単眼(ocelli)のマクロ写真 | Macro photo showing three ocelli on the head of a female Tenodera aridifolia mantis"

「カマキリの単眼を徹底観察|オオカマキリ・チョウセンカマキリ・ハラビロカマキリの比較」

こんにちは。 カマキリの顔を見ていると、ふと触角の付け根あたりに 小さな黒い点 があることに気づきました。 数えてみると、なんと 3つ。 「何だろう?」と思い調べてみると、そこには昆虫ならではの驚くべき機能が隠れていました。 🔍 それは “単眼(たんがん)” という特別な眼だった オオカマキリのメスの頭部。触角の付け根の上に3つの単眼(ocelli)が並び、光の変化を敏感に感じ取ることができます。 オオカマキリのメスの頭部中央付近に並ぶ黒い点。この正体は 単眼(ocelli) と呼ばれるシ ...

「カマキリは鼻で息をしない!気門から呼吸する仕組みを徹底観察」

こんにちは。 カマキリの胸側、お腹側や側面などを観察すると小さい無数の穴を見つけることができます。 気門とは?=「昆虫の体側にある呼吸用の小さな穴で、空気を気管に送り込む器官」 ちょうせんカマキリ・オスの気門 チョウセンカマキリのオス。鋭い視線と整った顔立ちが印象的な、気門観察のモデル個体です。 ちょうせんカマキリのオスらしく、 凛々しい顔で こちらを見ています。 イケメンですね。 前胸の気門 胸の両側にある2つの気門。ここから空気を取り込み、体内の気管へと送っています。 これは、胸側の写真です。 2つの ...

「チョウセンカマキリのオスがオオカマキリのメスに挑む|異種交尾の執念と本能の限界」

「自然界では決して成功しない“異種間交尾”に挑む、カマキリの本能を記録しました。」 こんにちは 今回は、捕獲して飼育下にある オオカマキリのメスにちょうせんカマキリのオスを接触させたら 異種間では絶対的に成功しない、交尾行動に ちょうせんカマキリのオスの執念を感じました。 本能からの交尾アタック ジョロウグモを捕食した直後のチョウセンカマキリのオス。エネルギーを得て、オオカマキリのメスに向かって交尾行動を開始しました。 9月28日の深夜1時ごろに 先に、ジョロウグモをエサとして与えたのですが お腹を少し食 ...

「ハネナガイナゴの交尾と産卵記録|優しいオスと強引なオスの行動比較」

みなさん、こんにちは。 今回は田んぼの近くや草むらでよく見かける ハネナガイナゴ(コバネイナゴ) の交尾と産卵を観察しました。 じっくり見ていると、オスの行動がまるで性格の違いを表しているようで、 とても興味深く、そして少し笑える場面もありました。 最初のオスは触角を震わせ、足を小刻みに動かしながらメスを落ち着かせる「優しいタイプ」。 一方で、あとから登場した体の大きなオスは、メスをがっちり押さえ込み、 背中を噛みながら強引に交尾へ持ち込む「力強いタイプ」でした。 さらに、その日の夜にはメスが産卵を開始。 ...

"完成したハラビロカマキリの卵鞘とその光沢 | Completed ootheca of Harabiro mantis with platinum-like sheen"

「腹がふくらんだハラビロカマキリの産卵|卵鞘の形と産卵後の様子」

【結論】 9月21日の夕方、家の壁で出会ったハラビロカマキリのメスが、その夜、ケースの中で静かに産卵を始めました。 卵鞘(らんしょう)が形成される様子、色や形の変化、産卵後の行動まで——わずか数時間のあいだに見せた、美しい命の営みを記録しています。 【出会い】曇り空の午後、壁の陰からこちらを見ていた一匹 9月21日の午後。家の壁に目を向けると、こちらを覗き込むようにして一匹のハラビロカマキリがいました。 その日は珍しく涼しく、秋の気配が近づいてきた頃。例年、初秋の曇り空やイワシ雲が出るころに、よくカマキリ ...

"ツバキの葉にびっしりと群がるチャドクガの幼虫 | Numerous Euproctis pseudoconspersa caterpillars densely covering camellia leaves"

「庭のツバキにびっしり!チャドクガ幼虫の恐怖と安全な対策」

こんにちは 炎暑の午後、ツバキの葉が白く見えて“枯れたかな”と思いきや 「まさかの毛虫地獄!」 目を凝らしてみると そこには、たくさんの毛の生えた毛虫がびっしりといました。 それはチャドクガの幼虫でした。 ツバキの葉が白く見えたと思ったら、まさかのチャドクガ幼虫の大群。葉の表面を埋め尽くすように整列していました。 ギャーッ。 なんだ、この生物はという驚きと気持ち悪さでした。 チャドクガとは? ツバキ・サザンカなどツバキ科の木を好む毒蛾です。 幼虫の特徴というと 黄色っぽい体に黒い斑点、短い毒針毛があり 集 ...

クロメンガタスズメが羽化!短い飼育観察と感動の野生への旅立ち

茄子の植えてある畑の茄子の幹にいるところを 発見して自宅で幼虫が蛹になり 羽化をまって観察した記事を紹介します。 令和7年8月13日23時半、蛹が割れているのを発見。羽化液の染みが残り、長い眠りから覚めた瞬間の証でした。 8月13日深夜 ― クロメンガタスズメ羽化の瞬間 令和7年 8月13日の夜23時半ごろでした。 蛹が割れているのを発見。 染みは羽化液(余分な血リンパや老廃物)と思われます。 午後8時ごろに見た時には まだ、蛹の状態でした。 羽化するところを撮りたかったのですが羽化の兆候も見せず いきな ...

"庭に咲くセイヨウフウチョウソウ(クレオメ)の全体像 | Full view of Cleome hassleriana (spider flower) growing naturally in a Japanese garden"

庭に突然咲いたピンクの花の正体は?セイヨウフウチョウソウ(クレオメ)を紹介!

こんにちは。 自宅の裏は雑草だらけでした。 突然、見慣れない花が一本だけ咲いていました。 ピンク色の花びらが綺麗で、なんだろうと思って 写真をとりました。 庭の雑草の中に突然現れたピンクの花。 南米原産のクレオメ(セイヨウフウチョウソウ)でした。 調べてみたら この花は クレオメ(Cleome hassleriana)、和名では セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草) または単に フウチョウソウ と呼ばれる植物です。 特徴 花びらは4枚で、淡いピンク〜白色。 非常に長い雄しべが突き出ており、風車や蝶のような ...