こんにちは。
12月21日の気温16℃前後の午後に、
1匹の二ホンミツバチが藪ツバキの花に花紛団子を作りに来ていました。
団子を作る作業は、この寒い風が吹いたりする季節で小さい体には重労働です。
2時間ほどの日差しが暖かい時間の作業です。

ニホンミツバチが花粉を持ち帰る目的は、ひと言でいうと 「巣のタンパク源(栄養)を確保するため」です。
二ホンミツバチが花粉を集める【動画】
動画の日時、場所について
12月21日
【場所】 宮崎県小林市の山間部
【花】 自宅の藪ツバキの花
【時間】 午後2時半過ぎ
【気温】 16℃前後の小春日和
同じ藪ツバキの花に現れた、12月の藪ツバキに来る蜂は何者?|コハナバチ科の可能性が高い未同定個体を観察を紹介しています。
持ち帰る目的とは?
幼虫のエサになる
花粉はタンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルが豊富で、幼虫を育てるための栄養源になります。
若い働きバチの栄養になる
巣の中で育児をする若い蜂は、花粉を食べて栄養を取り、**分泌腺(ローヤルゼリー等)**を発達させます。
それが幼虫の給餌につながります。
女王の産卵を支える
花粉が十分に入ると、育児が回り、結果として女王の産卵も維持されやすくなります(群れの勢い=花粉量に左右されます)。
貯蔵して“蜂パン(発酵花粉)”にする
持ち帰った花粉は巣房に詰められ、蜜や酵素・微生物の働きで発酵して保存性が上がり、長く使える食料になります(冬〜春先の備えにも)。
冬の藪ツバキみたいに「蜜源・花粉源が少ない季節」に、暖かい日に運ぶのは、まさに 次の世代(幼虫)と群れ全体のための補給行動なんですね。

作る工程・流れは?
- 体についた、花粉を掃除して集める
- 湿らせて固める
- 後ろ脚の花粉かごに押し込む
という流れでつくられます。
体にくっつける
花の雄しべの花粉があるところに、潜り込むと体全体の毛に花粉がつきます。
ミツバチは毛が多いので花粉が絡みやすくなっています。
掃除して集める
触覚や顔をぬぐうように、ゴシゴシ掃除します。
取れた花粉は、いったん後ろの毛に集められます。

真ん中の脚で、集めて後ろへ
胸やお腹などについた花粉を、かきとって後ろ脚へ集めます。
これで体全体の花粉が集められます。
口で湿らせて固める
口から、少しの蜜や唾液などを出して花粉を練ります。
粉のままだと、風などで飛んでいくので
湿らせて固めてペースト状にするのですね。
後ろ脚で固めて花粉かごに
後ろ脚には、
- 花粉を集めるクシ、ブラシの機能
- 花粉を押し固める機能
- 固めた花粉をのせる花粉かご
がついています。
花粉カゴの仕組み

この花粉を集めて、固めてカゴに押して、詰めてを繰り返すと外から見える
丸い花粉だんごが大きくなっていきます。
セイヨウミツバチと二ホンミツバチの違い
ニホンミツバチと見分けるポイントとして、以下の特徴がよく表れています
- 体色: 全体的に黒っぽく、お腹の縞模様がはっきりしています(西洋ミツバチはもっとオレンジ色が強いです)。
- 後脚: 足にたっぷりと黄色い花粉だんごをつけているのが見えます。
- 活動時期: サザンカやツバキが咲く寒い時期でも、天気が良ければ元気に活動するのがニホンミツバチの強みです。
かなり重労働

筋トレのようなキツさと、冬場だと寒さや風と時間との戦いですのでかなり
体感的にはキツいはずと思われます。
- 花粉団子を積んでいるので重く翅のはばたきが増える
- 花粉集めが、地味に手間がかかる
- 冬の15℃のような日は体温が落ちるので消耗が激しい
- 風などが吹くと体力を消耗
それでも行くのは、幼虫や仲間のために貴重なタンパク源を
運ぶためで働きバチの大変な仕事なのですね。
まとめ
日中の気温が16℃前後の昼下がり藪ツバキの花で一生懸命に花粉団子を作る1匹の二ホンミツバチを見かけました。
午後の3時を過ぎると気温が下がりはじめて体の動きが鈍くなるので、日差しが暖かい少しの時間だけの重労働。
仲間のために花粉団子を作って運び持ち帰る姿は可愛くもありご苦労様、お疲れ様です。
ここまで、読んでくださってありがとうございます。