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冬椿 ― 静寂の中に咲く、ひとひらの温もり

皆さん、こんにちは。

家の裏に咲いていた冬ツバキの花。

ちょうど1月の冬の昼下がりの日、

風は少しだけ、冷たいけど暖冬で日差しが暖かく

そんな時に、目に入った

庭の片隅で、

凛と咲く一輪のツバキに目がとまりました。

ほとんどの花が眠る季節に、

まるで炎のように赤く、

静かに佇むその姿。

冬の木陰に咲く八重咲きのツバキ。赤い花びらが幾重にも重なり、冷たい空気の中で静かに輝いている。
冬の静寂に、ひとひらの温もり。 ツバキは、寒さの中で命を燃やしている。

雪にも霜にも負けず、

やさしく、

それでいて誇らしげに咲くツバキは、

冬の光の中で小さなぬくもりを灯していました。

その花を見つめていると、

寒さの奥にひそむ

「生命の強さ」と「静かな希望」が

心の底から湧き上がってくるようでした。

写真の花は、八重咲きで花弁が重なり合っていることから、

園芸品種の ヤブツバキ系(Camellia japonica の改良品種)と思われます。

🌿 特徴

  • 科名:ツバキ科(Theaceae)
  • 属名:ツバキ属(Camellia)
  • 学名Camellia japonica
  • 開花期:12月〜4月ごろ(冬から早春)

🌸 見分けのポイント

  • 花びらが幾重にも重なる八重咲きで、丸みを帯びた形。
  • 色は鮮やかな紅〜桃色。
  • 葉は濃い緑で光沢があり、縁にわずかな鋸歯(ギザギザ)。
  • 花びらとおしべがしっかりしており、落ちるときは花ごとポトリと落ちるのが特徴。

Camellia in Winter Silence — A Petal of Warmth in the Cold

In the hush of winter air,
a single bloom holds its breath.

Its red is not fire —
but the warmth of a quiet heart.

Amid frost and shadow,
it stands unshaken, unafraid,
a prayer in the stillness.

No need for words,
no need for spring —
for beauty already lives here.

-昆虫と自然
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