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「チョウセンカマキリのオスがオオカマキリのメスに挑む|異種交尾の執念と本能の限界」

「自然界では決して成功しない“異種間交尾”に挑む、カマキリの本能を記録しました。」

こんにちは

今回は、捕獲して飼育下にある

オオカマキリのメスにちょうせんカマキリのオスを接触させたら

異種間では絶対的に成功しない、交尾行動に

ちょうせんカマキリのオスの執念を感じました。

本能からの交尾アタック

"ジョロウグモを捕食した後に交尾行動を開始するチョウセンカマキリのオス | Male Hierodula patellifera mantis beginning mating attempt after preying on a Jorō spider"
ジョロウグモを捕食した直後のチョウセンカマキリのオス。エネルギーを得て、オオカマキリのメスに向かって交尾行動を開始しました。

9月28日の深夜1時ごろに

先に、ジョロウグモをエサとして与えたのですが

お腹を少し食べて

あとは、お気に召さなかったらしいです。

そして、ちょうせんカマキリのオスを投入して

動かしたりしながら

お膳立てしました。


成功率0%の異種間交尾

"オオカマキリのメスの背に乗るチョウセンカマキリのオス(異種間交尾行動)| Male Korean mantis mounting a female Tenodera aridifolia in an interspecies mating attempt"
オオカマキリのメスの背に乗るチョウセンカマキリのオス。異種間のため生殖器の形が合わず、成功はしませんが、交尾姿勢を維持しています。

オスはメスの背中にしっかり乗って、交尾姿勢そのものはとっています。

しかし、種が違うため生殖器の形状が合わず、接続できない状態

そのため長時間「もたついて」試みるものの、最終的に成功には至らないはずです。

交尾が成立しない理由や、種ごとに異なる生殖器の仕組みについては、
「カマキリの産卵と繁殖のメカニズム」 の記事でより詳しく解説しています。


お揃いでの糞

"交尾行動中にオオカマキリとチョウセンカマキリの両方が排泄した瞬間 | Female Tenodera aridifolia and male Hierodula patellifera defecating simultaneously during mating attempt"
交尾行動中、オオカマキリのメスが糞をした約45秒後に、オスのチョウセンカマキリも排泄。思わぬ“お揃いの瞬間”が見られました。

これは、交尾行動の途中で

オオカマキリのメスが糞をしたあと、

45秒後ぐらいに、オスのちょうせんカマキリが

奮をした、お揃いでの

面白いシーンです。


君を離さない

"オオカマキリのメスを強くホールドするチョウセンカマキリのオス | Male Korean mantis gripping female Tenodera aridifolia tightly during mating attempt"
メスの胴をカマで強くホールドするオス。ピンセットでも離れないほどの執念で、交尾を成功させようとしています。

「命をかけた執念、ピンセットでも離れないチョウセンカマキリのオス」

がっちりとカマを

胴にホールドさせて、意地でも離さず

交尾を成功させるまで

ものすごい執念でした。


君と、どこまでも

"交尾中にメスが動いても離れないチョウセンカマキリのオス | Male mantis refusing to let go of female during an interspecies mating attempt"
メスが体を動かしても離れないオス。異種間であっても、本能に突き動かされた執念が見られました。

交尾に執念を燃やすカマキリのオス|メスが登っても離さない狂気のアタック」

すざましい、執着です。


叶わない恋

"異種間交尾で接続を試みるチョウセンカマキリのオスの行動 | Male Korean mantis attempting copulation with a female Tenodera aridifolia despite species difference"
生殖器を伸ばして必死に接続を試みるオス。しかし、種の壁を越えることはできませんでした。彼の本能と執念が胸を打ちます。

「子孫を残すことは叶わない相手にさえ、生殖器を伸ばして必死に挑むオスの本能の執念」

異種間の交尾は、決してかなう事はありません。

これほどまでに

子孫を残すことなのか

本能なのか

ちょうせんカマキリのオスの

執念深さと

執着には、脱帽です。


まとめ

自然界での

異種間での交尾は

成功例は、ありません。

今回は、人為的ではありますが

オオカマキリのメスに

ちょうせんカマキリのオスを

アタックさせてみたら

どうなるのか

なぜか

決して結ばれることのない

禁断の恋

追いかけても

追いかても

許されない

それは、自然界が許さない

不思議な時間を過ごせました。

「あなたは、この執念を“本能”と見ますか? それとも“狂気”と感じますか?」

ここまで、見てくださってありがとうございます。

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