【結論】 9月21日の夕方、家の壁で出会ったハラビロカマキリのメスが、その夜、ケースの中で静かに産卵を始めました。 卵鞘(らんしょう)が形成される様子、色や形の変化、産卵後の行動まで——わずか数時間のあいだに見せた、美しい命の営みを記録しています。 【出会い】曇り空の午後、壁の陰からこちらを見ていた一匹 9月21日の午後。家の壁に目を向けると、こちらを覗き込むようにして一匹のハラビロカマキリがいました。 その日は珍しく涼しく、秋の気配が近づいてきた頃。例年、初秋の曇り空やイワシ雲が出るころに、よくカマキリ ...